障害者手帳で受けられる割引は、全国どこでも同じ制度と、自治体ごとに違う制度の2つに分かれます。そして全国共通の制度であっても、申請の窓口は住んでいる市区町村です。最初に行く先は、どちらにしても自分の自治体になります。
例として、有料道路(高速道路)の障害者割引を挙げます。これは全国共通の制度ですが、申請は自分の市区町村で行います。
| 対象 | 身体障害者手帳をお持ちのご本人が運転する場合。または、重度の身体・知的障がいのある方が同乗し、他の方が運転する場合 |
|---|---|
| 割引率 | 通常料金(ETC利用の場合はETC通常料金)の半額。端数は10円単位で切り上げ |
| 申請の窓口 | 手帳を管理している市区町村の福祉担当窓口、またはオンライン申請 |
| 有効期限 | 新規・変更は申請日からその後の2回目の誕生日まで。更新は3回目の誕生日まで(最長2年2か月) |
「全国共通なのに自治体で申請する」という形は、他の制度でも見られます。手帳の等級や種別の確認が自治体の仕事だからです。制度を探すときは、まず自分の市区町村の窓口を起点にするのが近道です。
公共交通機関の割引は、金額と条件まで整理しています。JRの割引率と距離の条件、有料道路の割引、2025年4月から対象になった精神障害者保健福祉手帳について、公式規則にもとづいて書きました。→ 公共交通機関の障害者割引
このサイトでは、自治体ごとの割引の金額や条件を転記していません。日本には約1,700の市区町村があり、制度の有無も、対象になる等級も、減免の割合もそれぞれ違います。全国を横断してまとめた公的なデータもありません。
転記した情報は、制度が変わった時点で誤りになります。金額や条件を当サイトの表示で判断すると、実際とずれたまま手続きに行くことになりかねません。そのため、確かめ方のほうを載せています。
自治体独自の制度としてよくあるのは、水道・下水道料金の減免、コミュニティバスや福祉タクシーの助成、公共施設の使用料の減免、駐車禁止除外標章、粗大ごみ手数料の減免などです。ただしあるかどうかも自治体次第で、名称も違います。
.lg.jp で終わっているかを確かめてください。地方公共団体の公式ドメインです主要74自治体については、公式ページへの入口を整理しました。県庁所在地・政令指定都市・東京23区について、公式サイトに載っている障害福祉の制度へのリンクを集めています。金額や条件は転記していません。→ 自治体の障害福祉制度を、公式ページからたどる
窓口で聞くときは「障害者手帳を持っています。使える割引や助成の一覧はありますか」と尋ねるのが早いです。多くの自治体が、制度をまとめた冊子や案内を用意しています。
割引とは別に、就労に関わる相談先があります。障害者就業・生活支援センター、地域障害者職業センター、ハローワークの障害者専門窓口などです。これらの案内も、市区町村の障害福祉の窓口で受けられます。
当サイトは障害者雇用枠と福祉の仕事の求人をお知らせするものです。求人を探す前に、通院や通勤にどれだけ費用がかかるかを整理しておくと、勤務地や勤務時間の条件を決めやすくなります。
このページに書いた条件は、上記の公式ページに記載されている内容です。制度は改定されることがあるため、手続きの前に必ず公式ページと、お住まいの市区町村の窓口でご確認ください。当サイトが独自に調べた金額や条件は載せていません。